「はい、じゃあ全体休憩でーす」と声をかけても、一人だけ鏡の前で踊り続けている子がいます。
こんにちは。仙台のダンススクールBOOM代表のTAROです。
「うちの子、続くでしょうか」——体験や入会のとき、親御さんからよくいただく質問です。月謝を払って通わせる以上、当然の心配だと思います。
先に結論を言うと、最初の様子で「続くかどうか」は分かりません。ただ、続いていく子に共通して見える瞬間はあります。この記事では、現場で見てきたことをお話しします。
「この子は続くな」と思う3つの瞬間
1. 上手さより先に、楽しそうに踊っている
技術ではありません。音楽がかかった瞬間に顔が変わる子、笑いながら踊っている子。これがいちばん強いサインです。
2. 言われなくても、自分で確認している
振りやステップを、誰にも言われないのに自分でおさらいしている。「今の合ってた?」と隣の子と確認し合っている。この「自分から」が出てきた子は強いです。
3. 「休憩」と言っても踊っちゃう
冒頭の子です。全体休憩と言っているのに、鏡の前でさっきの振りを繰り返している。そういう姿を見ると、「ああ、この子はダンスが好きなんだな」と思います。
でも、いちばん伝えたいのはここからです
正直に言うと、「この子は続かないだろうな」と思った子が続いていくのを、私は何度も見てきました。
きっかけはさまざまです。発表会の舞台に立ったことだったり、先生の何気ない一言だったり、仲のいい友達ができたことだったり。特に発表会は、子どもが大きく変わるきっかけになります。レッスンでほとんど喋らなかった子が、終わった後によく喋るようになる。イヤイヤ通っていた子が「もっとやりたい」と言い出す。そういう場面を、私は何度も見てきました。
だから私は、最初の印象で子どもを判断しないようにしています。入口の様子はあくまで入口。その先は、環境ときっかけ次第です。
その心配、よく分かります。ただ、続くかどうかを本人の性格のせいにするのは、まだ早いです。
続くかどうかは、才能ではなく「環境」で決まります
これは私の実感ですが、続く・続かないは本人の性格や才能より、環境の設計でかなり変わります。具体的には、この3つです。
- 初心者だけの入口があるか。周りができる子ばかりだと、最初の「できない」が強すぎて心が折れます
- 「できた」を実感できる回数が多いか。小さな成功が積み重なると、子どもは勝手に続けます
- 一緒に続ける仲間がいるか。友達がいるクラスは、多少しんどい日でも足が向きます
うちの場合、この設計にこだわってきた結果として、辞めていく人の割合が業界平均の10分の1程度に収まっています。裏を返せば、環境さえ整えば、たいていの子は続くということだと思っています。
親御さんが家でできる3つのこと
現場から見ていて、「この親御さんの関わり方はいいな」と思うポイントです。
- 上手さを褒めるより、楽しかったかを聞く。「上手だったね」より「今日どうだった?」の方が、子どもは話しやすいです
- 「行きたくない」を責めない。子どもには波があります。1回休んでも、また行きたくなるタイミングが来ます
- 区切りを一緒に楽しむ。発表会などの目標があると、そこに向かう時間ごと思い出になります(出る・出ないは本人が決めていいと思います)
よくある質問
「行きたくない」と言い出したら、どうすればいいですか?
まず理由を聞いてみてください。「難しくてついていけない」ならクラスの相談ができますし、単にその日の気分のこともあります。無理に連れて行くより、休ませて次に行く方がうまくいくことが多いです。
上達が遅い気がして心配です
上達のスピードには本当に個人差があります。ある時期に急に伸びる子も多いので、半年〜1年のスパンで見てあげてください。それに、続けている限り「遅い」ということはありません。
仲のいい友達がやめたら、うちの子も続かないでしょうか?
正直、影響はあります。ただそのタイミングで、新しい友達ができたり、ダンス自体が目的に変わったりする子も多いです。その時期こそ、教室側がフォローすべきところだと思っています。
まとめ: 最初の様子で決めつけないでください
- 続く子に共通するのは「楽しそう」「自分から確認する」「休憩でも踊っちゃう」——上手さではありません
- でも、続かないと思った子が化ける瞬間を、私は何度も見てきました
- 続くかどうかは才能ではなく環境。初心者の入口・「できた」の回数・仲間の3つで変わります
「うちの子、続くかな」と心配する気持ちは、よく分かります。ただその答えは、始めてしばらく経ってからしか出ません。
最後に少しだけ、うちの話
私たちBOOMは、仙台市内・長町・多賀城・七ヶ浜で活動するストリートダンススクールです。初心者だけの入門クラスから始められます。まずは無料体験で、お子さんの顔つきを見てみてください。体験だけで帰ってOKです。
(見学のみの参加も、同じフォームから選べます)
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