結論から書きます。いま「ヒップホップダンス」と呼ばれているものの生みの親は、ブレイクダンス(ブレイキン)だと言われています。
こんにちは。仙台のダンススクールBOOM代表のTAROです。
BOOMは9月5日に、ブレイキンのワークショップを開きます。「なんで急にブレイキン?」と思った方に向けて、その理由を書きます。ただの告知ではなくて、自分の踊りがどこから来たのかを知ると、ダンスはもっと面白くなるという話です。
ブレイクダンスは「最初のヒップホップダンス」です
ヒップホップというカルチャーは、1970年代のニューヨーク・サウスブロンクスで生まれました。
DJが曲の間奏部分——ブレイク——をつなぎ続けて、その間に踊った若者たちが「B-Boy / B-Girl(ブレイクの子たち)」。彼らの踊りがブレイキンです。
つまり順番としては、こうなります。
ブレイキンが先。ヒップホップダンスは、そのあと。
いま子どもたちが習っているHIPHOPも、HOUSEも、ガールズHIPHOPも、たどっていくと同じ場所に行き着きます。ブレイキンは、その源流にいちばん近いダンスです。2024年にはパリオリンピックの競技種目にもなったので、「ブレイキン」の名前を耳にした方も多いと思います。
🕺 BOOMくん「でも、ルーツなんて知らなくても踊れるよね…?」
踊れます。正直、知らなくても上手にはなれます。
それでも私がルーツの話をするのは、知っている人と知らない人では、プレイヤーとしての深みが変わってくると思っているからです。
ルーツを知ると、何が変わるのか
これは私の実感です。
自分が好きで踊っているこのダンスは、どこから来たのか。なぜこの音で、なぜこの動きなのか。それを知っている人の踊りには、理由があります。動きの一つひとつに背景がつながっているから、同じステップでも説得力が違ってくるんです。
それに、ルーツを知るとダンスの楽しみ方が単純に増えます。
音楽の聴き方が変わる。昔の映像を見るのが面白くなる。他のジャンルとのつながりが見えてくる。「習っているダンス」が「自分のカルチャー」に変わっていく感覚です。
料理で言えば、レシピ通りに作れることと、なぜその手順なのかを分かって作れることの違いに近いと思います。どちらでも美味しくは作れますが、応用が利くのは後者です。
だからBOOMは、オールドスクールを取り入れていきます
BOOMのクラスはこれまで、HIPHOP・ストリートジャズ・HOUSE・ガールズHIPHOP・WAACK・フリースタイルが中心でした。
ここに今後、ブレイキンをはじめとするオールドスクール——ヒップホップの原点に近いスタイル——を少しずつ加えていきます。流行りのスタイルを追いかけるのと同じくらい、源流に触れる機会をスクールとして持ちたいからです。
その第一歩が、9/5(土) SHOKOさんのブレイキン・ワークショップです。日本を代表するB-GIRLクルーQWEEN OF QWEENZのSHOKOさんを迎えて、ブレイキンの基礎の技に触れる90分。詳細は告知記事にまとめました。
その先には、ブレイキンのレギュラーレッスンも今年中に開講予定です。単発で終わりではなく、続けられる場所を作ります(詳細は決まり次第お知らせします)。
🕺 BOOMくん「ブレイキンって、頭で回ったりするやつでしょ?いきなりは無理じゃない…?」
それ、いちばん多い誤解です。頭で回るのは数ある技のひとつで、しかもかなり先の話。ブレイキンの入口は、立って踊るステップ(トップロック)や、床に降りる基本の動きから始まります。運動が得意じゃなくても入れます。
まとめ: 源流に触れると、いまの踊りが変わる
- いまのヒップホップダンスの生みの親はブレイキンだと言われています。1970年代のニューヨークで生まれた、いちばん源流に近いダンスです
- ルーツを知ると、動きに理由がつき、楽しみ方が増える。プレイヤーとしての深みはここで差がつくと私は思っています
- BOOMは9月のワークショップを皮切りに、オールドスクールをスクールに取り入れていきます
自分の好きなものの出どころを知るのは、単純に面白いです。その面白さを、レッスンでも一緒に扱っていけたらと思っています。
このブログでも今後、ダンスの歴史や音楽の歴史を深掘りする記事を書いていくつもりです。そちらの公開も楽しみにしていてください。
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